2つのウェーブフロント技術
■2つのウェーブフロント技術■
FSレーザーを使用したレーシック、アイレーシック、Zレーシックを受けようと考えている人は、あとで後悔しないためにも必ず以下の2つのウェーブフロントレーシックを理解する必要があります。
<ウェーブフロントガイディッドレーシック(Wavefront-guided Lasik)>
この方法は、まさしくその人の眼だけに最適なオーダーメイドされたレーザー照射
を行う方法です。
不正乱視(高次収差)の発生を最小限に抑えることができます。
そのため「よりシャープにはっきりと見える」、「夜間の見え方の質がよりよい」ことが
統計学的に証明されており、現時点では最高級の照射パターンです。
しかし、高次収差を補正するために角膜を多めに削ってしまうという欠点があります。
そのため角膜厚が足りない人は適応外になってしまうケースがあります。
しかし、ウェーブフロントガイディッドレーシックに劣らないオプティマイズドレーシックを
受けられることが可能な場合があります。
このウェーブフロントガイディッド照射方法を取り入れている代表的な術式が
アイレーシックとZレーシック・プラスです。
<ウェーブフロントオプティマイズドレーシック(Wavefront-optimized Lasik)>
この方法は、個人の持つ高次収差と類似した多くのデーターを元にして
パターン化されたレーザー照射を行う方法です。
パターン化されているので角膜を削り取る量は最小限にすることが可能で、
しかも高次収差もウェーブフロントガイディッドレーシックに劣らない補正が可能です。
角膜厚が薄くてウェーブフロントガイディッドレーシックが適応外の人でも
「見え方の質」を向上させたい人にはありがたい方法です。
現在、国内の有名眼科にてウェーブフロントという呼び名で一般的におこなわれている手術方法です。
■ Wavefront-Guided照射とWavefront-Optimized照射 ■
ウェーブフロント照射には、その眼の持つ高次収差を直接照射するWavefront-Guided照射とパターン化して照射するWavefront-Optimized照射の2種類が存在しています。
Wavefront-Guided照射は直接的に補正するために多くの角膜を削り取りますが、Wavefront-Optimized照射ではパターン化された照射を行うためWavefront-Guided照射よりも角膜厚は少なくてすみます。
ですから、Wavefront-Guided照射の適応検査で不適応でもWavefront-Optimized照射の可能性があります。
また、FDAの公開データ(2007年)では、2つのウェーブフロント照射による6ヶ月後の結果では視力1.0の差には0.6%の違いしか認められていません。
ALLEGRETTO WAVE Eye-Q | |
Wavefront-Guided照射 | Wavefront-Optimized照射 |
近視 : -7D以下 乱視 : -3D以下 | 近視 : -7D以下 乱視 : -3D以下 |
認可 OZ : 6.5mm / TZ : 9mm | 認可 OZ : 6.5mm / TZ : 9mm |
6ヶ月後の結果 | 6ヶ月後の結果 |
視力 0.5 以上:100.0% | 視力 0.5 以上:100.0% |
視力 1.0 以上: 93.4% | 視力 1.0 以上: 92.8% |
*角膜を削り取る量:大 | *角膜を削り取る量:少 |
2007年:FDA(アメリカ食品医薬品局)公開データ |
現在、Wave Light社のALLEGRETTOには、ALLEGRETTO WAVE(アレグレットウェーブ)、LLEGRETTO WAVE Eye-Q(アレグレットウェーブアイキュー)、ALLEGRETTO WAVE Eye-Q Blue Line(アレグレットウェーブアイキュー ブルーライン)、ALLEGRETTO WAVE CONCERTO(アレグレットウェーブ コンチェルト)の4機種が日本国内に存在していますが、旧型であるALLEGRETTO WAVE(アレグレットウェーブ)は数台しか存在していません。
機種によってその性能が異なりますので、眼科クリニックに導入しているエキシマレーザーの機種を確認しておきましょう!
<エキシマレーザー機種による照射方法の違い>
ウェーブフロントレーシックには2通りの方法があり、角膜が厚くて最適な視力を得たい人はウェーブフロントガイディッドレーシックが可能ですが、角膜が薄くウェーブフロントガイディッドレーシックが受けられない人でも最善の視力を得る方法としてウェーブフロントオプティマイズドレーシックが残されています。角膜の厚さに余裕がある人でも再手術の可能性をも残すことが可能です。
ウェーブフロントレーシックを行う場合には、ウエーブフロント技術を用いて測定した詳細なデーターを反映させることができるエキシマレーザー機種が必要となります。
<有名眼科クリニックが使用しているウエーブフロント照射の可能な代表的なエキシマレーザー>
・WaveLight社 ALLEGRETTO WAVE (Eye-Q Blue-line)
・VISX社 STAR (S3 S4 IR)
上記、2つのエキシマレーザー機種はともにウェーブフロント照射が可能ですが、それぞれの照射方法にも特徴があります。
Allegretto Wave エキシマレーザーではウェーブフロントガイディッドレーシックとウェーブフロントオプティマイズドレーシックが可能です。
Visx Star エキシマレーザーではウェーブフロントガイディッドレーシックとスタンダードレーシックが可能です。(ウェーブフロントオプティマイズドレーシックは不可能)
<まとめ>
角膜厚に余裕があり、かつ経済的に裕福な方は、Zレーシック・プラス、アイレーシックおよびウェーブフロントガイディッドを取り入れたFSレーザーを使用したレーシックが最適であり、角膜にあまり余裕がなく経済的にも裕福でない方はウェーブフロントオプティマイズドを取り入れたFSレーザーを使用したレーシックが最適となります。
<NASAも認めた最善なアイレーシックを行っている施設>
■神戸神奈川アイクリニック:北海道[札幌]東京[新宿/広尾] 愛知[名古屋] 大阪[梅田/堂島] 神戸[三宮]福岡[天神/小倉]
■医師も認めたSBC新宿近視クリニック:東京[新宿]神奈川[横浜]大阪[梅田]
<最新Zレーシックを行っている施設>
■品川近視クリニック:北海道[札幌]東京[有楽町] 愛知[名古屋] 大阪[梅田] 福岡[天神]
<日本で最も手術症例数が多く安定したウェーブフロントガイディッドおよび
ウェーブフロントオプティマズドレーシック対応のFSレーザーを使用したレーシックを行っている施設>
■錦糸眼科:東京[新橋] 北海道[札幌] 愛知[名古屋] 大阪[新大阪] 福岡[天神]
■神戸神奈川アイクリニック:北海道[札幌]東京[新宿/広尾] 愛知[名古屋] 大阪[梅田/堂島] 神戸[三宮]福岡[天神/小倉]
■医師も認めたSBC新宿近視クリニック:東京[新宿]神奈川[横浜]大阪[梅田]
■品川近視クリニック:北海道[札幌]東京[有楽町] 愛知[名古屋] 大阪[梅田] 福岡[天神]